kaigonoosigotoの日記

都内の高齢者施設にて施設長をやっています。若者の視点から現代の高齢者施設に切り込みます。

初任者研修についてまとめてみます

 

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実務者研修に続いて、初任者研修についての記事も書いていきます。介護士になったばかりの方はどんな勉強をしたら良いか悩んでいるかもしれませんが、ぜひこの記事を参考してみて下さい。3か月もあれば取得できますから、これから介護士になる方で、仕事をする前に何かしらの資格を取得しておきたいという方にもおススメです。

 

◆1.初任者研修ってどんなものなの?

◆2.取得のメリットがあるのか?

 

◆1.初任者研修ってどんなものなの?

初任者研修は介護の入門編として位置しています。介護の基礎知識を学ぶことができ、実用的な内容も入っています。

介護業務は2つに分けられるのですが、利用者の生活を支える料理・洗濯・掃除を行なう生活援助と、利用者の身体的機能に衰えがあるために自力では難しい食事・入浴・排泄などをサポートする身体介護があります。生活援助業務をする場合に資格は不要ですが、身体介護をする場合は資格が必須ですので、何かしらの介護資格を取得しなければなりません。資格を取るなら、3か月ほどで取得でき、実践的な学習ができる初任者研修が良いと思います。取得も簡単ですからね。

実習はある?ペーパーテストや実技試験はある?

昔、ホームヘルパーという資格がありましたね。以前はヘルパー2級を取得してから介護現場で働くというのが介護士になる通常の流れでした。それが、現在は制度の変更があり、ヘルパー資格が廃止された代わりに介護士初級レベルの資格である初任者研修が誕生したというわけです。

ヘルパー2級は施設実習がある代わりに試験がなかったのですが、初任者研修は施設実習がない代わりに試験があります。旧制度と逆の現象が起こっています。研修を終えると試験がありますが、正直難しくないですよ。僕もこれ取得しましたから。ふるい落とすための試験というよりも、内容をある程度理解しているかを問う試験であるため、研修内容を理解していれば問題なく、合格することができます。

 

◆2.取得のメリットがあるのか?

大事なのはここですよね。取得にどれほどメリットがあるのかです。身体介護業務を行なう場合は資格が必須なので取得に意味があるのですが、他にどんなメリットがあるのか、考えられるものをまとめていきます。

  • 知識・技術が習得できる

研修中に学ぶ知識・技術はそのまま介護業務で使うことができます。これから介護士になる人は自分が介護分野でやっていけるか不安もあるでしょうから、まず初級の研修を受けることで基礎的能力を身に付けることができます。また、無資格・未経験で介護士になった方は現場で学んだ知識・技術の再確認のためにも研修を受けると良いと思います。現場では業務を行いながら学んでいくので、一から丁寧に介護知識を教えてもらうことは不可能に近いです。ですので、研修で体系的に学ぶことが一度は必要です。

  • 待遇アップが期待できる

一番の待遇アップは介護福祉士社会福祉士の資格を取得することです。介護福祉士が5千円で、社会福祉士が2万円前後といった具合に手当が付きます。介護士の待遇アップは資格が物を言います。小さな資格だとしても、手当を付けてくれる職場もありますから、コツコツ資格を取得しておいた方が良いです。うちの施設だと初任者研修を終えると千円の資格手当が付きます(実務者研修だと2千円・介護福祉士だと5千円・社会福祉士だと2万円が付きます)。また資格取得を目指す上で、介護士として学んでいきたい施設を職場にアピールすることができます。介護事業所もスキルを向上させようとしている人に昇給や待遇アップを図りたいと考えます。やる気を職場に見せることも大切なことです。

  • キャリア形成の第一歩を踏める

資格は身を助けると言いますが、介護士においてこれは絶対的です。昇給も手当も転職も全て資格が有利に働きます。パートで介護士を始めた人でも、資格を取るとやる気があるとみなされて、正社員登用に声がかかることもあります。そして、介護士として昇級を目指す人には資格が必須です。資格を取得することで学んだ知識や技術はさらなる上の仕事を行なう時に必ず役に立ってくれます。まず基礎的な資格を取得することでさらなる上級資格の取得に弾みをつけたいところです。

 

介護の勉強をしたい方は実務者研修もありますが、基本中の基本を学びたいという方には初任者研修がおススメです。

通信講座や短期集中講座、夜間講座など、研修受講にはいろいろな方法がありますから、主婦、学生、働いている人など多忙な人にも無理なく学ぶことができるようになっています。資格がほしい方は簡単に取得できますから、受講をおススメします。