kaigonoosigotoの日記

都内の高齢者施設にて施設長をやっています。若者の視点から現代の高齢者施設に切り込みます。

実務者研修についてまとめてみます

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前回の記事で介護福祉士の取得をおススメしましたが、受験資格の1つに実務者研修を受講終了している必要があります。

そのため、今回は実務者研修ってどんな感じなのかまとめていきたいと思います。受験のためだけではなく、勉強のために取得する方もいると思いますので、詳細にまとめてみたいと思います。

(ちなみに実務者研修の前に介護初級レベルを扱う初任者研修というものがあります)

 

◆1.実務者研修ってどんなもの?

◆2.取得のメリットってどれくらいある?

◆3.受講方法はどうなっている?

 

◆1.実務者研修ってどんなもの?

介護士が最初に目指す資格に初任者研修があります。これは初級レベルといった感じです。実務者研修は初任者研修の次に受講するものなので、中級レベルといった感じです(初任者研修については別記事でまとめますね)。

初任者研修は基礎中の基礎を扱いますが、実務者研修はそこから内容を発展させて、より実務面に有効な知識・技術を学ぶものです。この資格は以前のホームヘルパー1級資格に相当する内容ですね。実務者研修の内容は、介護福祉士養成校(つまり専門学校です)と同じです。介護福祉士を目指す上で、この実務者研修受講は義務と位置づけられていますから、実務経験3年以上と合わせて、6カ月以上の実務者研修の受講と修了をしなければ、介護福祉士の受験資格は得られないということになっています。

 

◆2.取得のメリットってどれくらいある?

介護福祉士受験資格が得られる

この目的で受講する人が多いのかなと思います。介護士を目指すならば、多くの人が介護福祉士を目指すので、受講は必須です。介護福祉士に合格できなかったとしても、実務者研修を修了していると2千円くらいの手当が付いたりします。加えて転職の際にも有利ですよ。450時間の研修を終えているという実績は結構評価されますよ。

②知識技術の習得

当然ですが、これも大きいです。研修の450時間でみっちり知識と実技を習いますから、相当な知識と技術が付きます。老人介護をしている人に有効なのは、対応が難しい認知症についても学習時間が多く用意されていることです。また、少し前まで医療行為に指定されていた「たん吸引」や「経管栄養」も研修を終えたら業務として行うことが可能になります。ちなみに、実務者研修450時間のうち初任者研修の130時間が入っていますので、基礎内容を再確認したい方にもばっちりな内容です。

③サービス提供責任者を目指せる

出世の道は昇給の道でもあります。チャンスがあるならば、ぜひ役職を得られるように頑張りたいものです。訪問介護事業所は、「サービス提供責任者」の設置が必須となっています。責任者は実務者研修の修了か介護福祉士の資格が必須です。平成25年4月より「ホームヘルパー2級を修了し3年以上の実務経験を得ることでサービス提供責任者と認められた方」の場合、サービス提供責任者になることは可能とされていますが、介護報酬(介護事務所の売上)から10%の減額がされてしまうため、事業所では介護福祉士か実務者研修修了者を欲しがっている状況です。

 

◆3.受講方法はどうなっている?

450時間の研修受講と聞くとそれだけで尻込みしてしまいそうです。実務者研修は大変そうといっても、多くの人は働きながら受講するため、いろんな受講スタイルがあります。基本は通学で学びますが通信で学ぶという手もあります。働きながら学ぶとなると、通信が現実的ですかね。もちろん、450時間全てを通信で行なうことができません。一部通信で、残りは通学といった感じです。自宅で学習し、週末に通学するなど、仕事との両立が可能になるように取り組みがなされています。自宅学習する場合、所定のレポートを提出する必要があり、そこで合格点を取れば修了と認められます。

 

資格を持っていない方の場合は、初任者研修、実務者研修、介護福祉士とステップアップしていく方が一般的ですかね。ただ、時間とお金がもったいないという方はいきなり実務者研修を受けてますね。初任者研修は介護福祉士試験を受験する上で必須のものではありませんからね。いつどのような研修を受講するのかは人それぞれですが、実務者研修は知識・技術、昇給に影響してきますから、早めの受講がおススメです。